2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けての展望とお願い。

寺社フェス向源、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けての展望とお願い。

はじめまして、こんにちは。寺社フェス「向源」の代表をしている友光雅臣（ともみつまさおみ）と申します。

仏教、神道、日本文化を通じて、日常で後回しにしがちな自分の思いに向き合うこと、自らの「源」に「向」かう体験ができるフェスを東日本大震災の半年後、2011年の9月から主催してきました。

立ち上げから10年目となる2020年にはオリンピック・パラリンピックの期間に世界中から集まる人々に向源を提供し、坐禅、お念仏、写経、いけばな、お香作り、能を舞う、お坊さんと話すといった体験を通じて自分の思いを再確認し、世界中の人々にお互いの思いを通わせてもらいたいと思っています。

2020年へのそういった展望を持ちつつ、皆様にお願いしたいことがあります。それは向源にコンテンツを出展する場を提供してくださいというお願いです。

向源は僕がゼロから立ち上げて、総ての運営を向源内のボランティアスタッフでおこなってきました。ざっと書き出すと毎年会場の交渉をし、講師の方々へご出演をお願いし、向源のコンセプトに基づいたコンテンツ作りをし、ホームページ・SNS・プレスリリースで発信し、ボランティアスタッフの募集、説明会の実施、役割分担をし、チケット販売、お問い合わせ対応、協賛してくださる企業・団体との交渉、当日の運営、取材対応、報告書の作成といったイベント運営に関わる全てのタスクをボランティアで運営してきました。

拡大することも縮小することもありました、京都(2017)で開催したり、ニコニコ超会議(2018,19)では大きなブースを持ったり、教会が主催する代官山ノエル(2017-19)というクリスマスイベントに宗教の垣根を超えて参加したり、様々な形態で運営して来ました。

その中で一番規模が大きかったのは2016年に一週間開催した時でした。初日を神田明神、2〜6日目を日本橋、7日目の最終日に増上寺を会場に神社、街、寺院を会場に実施し１万５千人の方にご来場いただきました。しかしその時の組織全体の疲労たるや凄まじいものでした。

オリンピック（7/19~8/9）パラリンピック（8/25~9/6）、あわせて32日間開催されます。この期間を今まで通りにゼロから向源だけで制作、運営するのは困難です。
そこで、向源はコンテンツ作りとブース運営を担当する形のニコニコ超会議に参加させていただいたような形態をとりたいと思っています。

オリンピック・パラリンピックにあわせて「東京2020文化オリンピアード」や「beyond2020プログラム」、「TokyoTokyoFestival」などでイベントを予定されている方々、またそれ以外でも構いません。長期的に実施するものでなくても1日、数時間でも構いません。体験コンテンツではなく、テクノ法要や声明公演などのステージコンテンツへのご依頼も歓迎です。
なんらかのイベントをするときに仏教、神道、伝統文化のコンテンツを検討していただいたときには是非向源にお声がけください。出来ることを一緒に考えましょう。

また向源は僧侶が代表を務め寺社を会場にしてきましたが、布教を目的としたイベントではありません。広く日本文化全体を体験していただくイベントであり、過去にはアーツカウンシル東京から芸術文化事業として助成金をいただいたこともあります

平成27年度 第Ⅰ期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム] (https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/what-we-do/support/program/7518/)

向源が9年間で培って来たイベントづくりのノウハウ、100以上の本質的な体験コンテンツ、どのような規模にも対応できるフットワークの軽さはこれまでの伝統文化がなかなか持ち得なかった強みであり、多くの会場に展開されるオリンピック・パラリンピックにおいて魅力的なイベント作りに貢献できると自負しています。

東日本大震災に始まり、オリンピックパラリンピック、そして大阪万博へと繋いでいく中で、多様な人々が集まる場の中で、他の誰がどうではなく「私はどう生きたいのか」という自己との対話。その自己を見つけた上で他者と出会い、認めていく。出会いの場でまず行うことは挨拶と自己紹介です。より良い出会いと発見の場となるよう、向源で自分の「源」と「向」き合いませんか？

2020年の向源を共に創ってくださるパートナーを募集しています。まずはお話だけでも構いません。

info@kohgen.org

までご連絡をおねがいします。素晴らしい３２日間を共に作り、届けましょう。

向源代表 友光雅臣 2019/7/15