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代表ブログvol.2 『向源2016のお礼とご報告』

 

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2016年の[向源 ニッポンを遊べ。]は、目標にしていた15000人をギリギリ上回る15450人の方々のご来場をいただきました。また一週間に渡り好天に恵まれ、向源を実施している時間帯において一度も雨が降らず、神仏のご加護を強く感じました。

初日を日本橋の氏神様であり江戸総鎮守の神社である神田明神で迎え、神様へのご挨拶の意も込めて般若心経を奉納し、来場者の皆さんとともに一週間の無事を祈りました。

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それから五日間は日本橋で開催しました。過去五年間、寺社で開催して来た向源にとって街中での開催は大きな冒険でした。老舗での買い物や食事を目当てに歩いている方々に坐禅や声明公演へ興味を持っていただくのはなかなか難しく、街ごとの魅力、また今まで寺社から与えてもらっていた力の強さを感じました。

ただその中でも向源を知らなかった方がフラッとお坊さんと話そうブースに立ち寄っていただき深い対話が行われる事も多々有り、寺社だけでの開催では得られなかった幅広い出会いに恵まれました。

今回、寺社にこもらないで街へ出て行くという冒険から色々な事を実感しました。来年以降、場の力と向源を結びつけながら土地の人々と協力していくことによって、これまで以上に深く密接なフェスがつくれると確信しています。

学びと発見、なにより出会いに満ちた冒険でした。

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そして七日目、最終日の増上寺には大きな安心がありました。過去二回と変わらない朝の光景、都心でありながらも広い空、5月5日の晴天を気持ち良さそうに泳ぐ鯉のぼり、東京タワーの鮮やかな赤、優しい風と木々のざわめき、鐘の音、畳のにおい。

六日間の朝は、皆が『帰って来た』と安心を感じた瞬間でした。なにより冒険から戻ったスタッフの表情や姿勢に疲れは無く、力強さと自信に溢れ、その笑顔がとても頼もしく、半年以上かけて皆と作って来た2016年の向源がこの日をもって終わる寂しさを感じる余裕すら有りました。今も、あの安心感と寂しさから抜け出せないでいます。

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今年の向源のフィナーレであり、一週間の無事を感謝する結願法要での読経は実に素晴しい場でした。天台宗、真言宗、曹洞宗、臨済宗、浄土宗、浄土真宗の6名と、会場にいらしてくれた200名程の方々と一緒に、丁寧にお経を読みました。

そのとき僕はこう言いました。

「僕らお坊さんの宗派はバラバラです。皆様もお経を初めて読むと思います。だからこの法要に上手いも下手もありません。皆初めてです。なのでカッコ付けず、ゆっくり心を込めて声を出していただければそれが一番です」と。

向源に来た人が口々にアットホームなフェスだと言ってくれます。確かに運営スタッフはプロのイベント屋さんではなく全員ボランティアスタッフで、地道な手作りの積み重ねで運営しています。だけどボランティアだからアットホームになるわけではありません。

結願法要のお経がそうであったように、向源の細部には上手い下手を越えた「心」がこもっていました。アットホームな、安心できる空間はお互いの心で作り合うものだという、当たり前の事に改めて気付くことが出来ました。

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七日間。

僕らからすると会期中は長く、終わってしまえばあっという間の冒険でした。ご来場いただいた皆様にとって今年の向源はどんな場でしたか?

このフェスを思い切り遊んでいただいた事で、一人一人が自分の源と向き合い、また来年も向源をしたいなと思っていただけたらスタッフ一同なによりも嬉しいです。

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そして最後に、来年へ向かうためのご案内があります。

これまで年に一度の開催に限定してきた向源ですが、6月からお寺や神社、カフェ等を会場に気軽に参加していただけるワークショップを定期的に開催して行きます。

向源での縁を互いに深めて行きたいという願い、また継続して実践する事で見えてくる体験の奥深さを実感していただけたら嬉しいです。

 

また実は今年の向源で赤字が出てしまったというのも定期開催の理由です。ボランティアでの運営とはいえ会場費や広報費、講座の材料費や機材費などどうしてもかかってしまうコストが大きくなっており、今年は初の赤字となってしまいました。

笑顔で来年を迎える為にも、皆様との縁を深め、広げて行きながら楽しんで前に進んで行ければと思っています。向源らしい場を今後も継続して行きますので、是非足をお運び下さい。

 

私たちの夢は、2020年スポーツの祭典である東京オリンピック、パラリンピックの時に、寺社と街において文化の祭典として向源を広く開催したいというものです。

受け継いで来た伝統の本質をしっかりと捉えて次へ繋ぐ。謙虚さを忘れずに地道に、でも少し大胆に向源はこれからも進んで行きます。

どうぞ、向源からの発信に限らず、皆様からもワークショップのご提案や協賛、助成をご検討いただけそうな方のご紹介をいただけたら嬉しいです。

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今年の冒険は本当に素晴しいものでした。ご来場下さった皆様、全てのスタッフ、お坊さん、神主さん、講師の皆様、神田明神、日本橋、増上寺の皆様、本当に向源を支えてくださりありがとうございます。また来月以降、そして来年の5月に会いましょう。

向源を経て、磨きのかかったあなたや、未だ見ぬあなたとの出会いを心から楽しみにしています。

また、ニッポンを遊びましょう。

 

向源代表 友光雅臣

 

 

 

今日の一曲

Roman Flügel の 9 Years (DJ Koze Remix)です。

向源を終えてからこの曲と出会って、毎日何度も聞いては向源の七日間を思い返しています。でも早くも思い出せない事がたくさんあって、どんな事も失われ、変化し続ける無常を感じます。過ぎ去って行く瞬間、瞬間を生きる。そんなことをぐるぐる考えていると10分があっという間。素晴しい曲。良い音楽を傍らに。

 

向源代表 友光雅臣の過去の連載まとめ

2013/3/26~ 
彼岸寺 向源への道(http://www.higan.net/kohgen/)

2013/5/25~2013/11/30 
彼岸寺 日々是好日(http://www.higan.net/navi/cat865/)

2014/12/25~ by向源ライターチーム
ハフィントンポストブログ 向源 (http://www.huffingtonpost.jp/kohgen/)

取り上げていただいたメディアの中からピックアップ

2014/4/28 ハフィントンポスト
世界最大級の寺社フェス「向源」とは?
若き僧侶・友光雅臣さんに聞く「未来のつくりかた」
http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/28/kogen_n_5224460.html

2015/11/11 東洋経済オンライン
「寺社フェス」仕掛けた若き僧侶の正体
若者と仏教をつなぐ秘策はDJだった
http://toyokeizai.net/articles/-/91723

 


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