2019年の向源に向けて

向源代表 友光 雅臣

宇宙は遠いようだけど、大気圏外に行くと思えば距離にして 100 キロ。東京からなら銚子に行く程度の話。近い。でも行こうとするとすごく遠い。

2019 年、具体的に何をするかはまだ内緒。考えすぎず怖れに負けなければ大丈夫だと思っています。そんな簡単なことでいいの?じゃないよ。多分一番難し いところに行こうとしている。

2 年間、立派なリーダー、立派な代表像をやめて、等身大の人間として弱音を吐 いたり、わからないことをわからないと言ったり、いつできるかわからないことをいつかやりたいと言ったりして、たくさんの自己開示をしてきました。かつては過程ではなく結果を出せばいい、何かを発する時はプロモーションとか ビジョンの共有といった目的のため。でもそんなやり方じゃ自分を見失うし、 僕にとって幸せではありませんでした。最近は強く思っていること、聞いても らいたいこと、言いたいことを言うようにしました。

そうすることによってまわりから「必要とされること」と「特別尊敬されるこ と」は減ったような気がします。だけど「家族や友人として大切にされること」と「うまくいかないことを共感してもらうこと」が増えた気がします。おかげ で僕も誰かの成果や結果でなく「その人」を好きになれるようになったし、も っと言っちゃうと「その人に留まらないもっと大きな存在」を好きになれそうな予感もしています。

2019 年の僕のテーマは

自分の成果や実力や頑張りが愛されているのではなく
自分の存在が愛されているんだよ 大丈夫だよ

僕は考えすぎることで怖れに支配されがちなので、このテーマを忘れないようにして自分を信じて進んでいきたい。できたら周りの人にも同じように安心し てもらえるといいなと思っています。ただこれは出来たらいいなだから、まだそんなに上手じゃないです。許してね。伸び代だから。

ちなみにこのテーマは自分で自分に意識を向けて思ったことではありません。 最近出会った無理をしていそうな頑張り屋さんに向けた思いでした。でもそこに意識が行くのは自分の意識で、あぁこれは僕のテーマだ、心のどこかで僕がそうなりたいんだって気づいて、それからはその人のことはそのままに、この言葉は自分に向けるようにしました。

人と出会っているようで自分に出会っている、人に教えているようで自分が教 わっている、人が喜んでくれることで自分が幸せになって、自分が我慢や無理をすることで周りにも我慢と無理をさせちゃう。

自己開示とか鏡とか、一つ一つはよく言われることだけど、実際に受け入れて自分と習慣を変えられるかといったら凄く難しくて、だけどやればできるって今は少しずつ思えてきています。

成果や実力や頑張りが愛されているのではなく、存在が愛されていると思えれば安心して挑戦できる、変われる。それは酸素がなくなったらどうしようとか思わないレベルの深い安心。だけど僕にとっては宇宙に行くくらい難しい。でも今出来ないから無理ではなく、なれたらいいなを大事に。

年始っぽい明るい展望。良い年になりそうです。みんなありがとう。

向源代表 友光雅臣 2019/1/8

profile

俗名 友光雅臣(ともみつまさおみ)
法名 友光雅臣(ともみつがしん)

1983年生まれ 東京生まれ東京育ち
天台宗僧侶11年目
一般家庭出身だったが高校時代からの彼女が生まれ育ったお寺に入り出家。
比叡山延暦寺での修行を経て天台宗僧侶に。 現在は品川にある常行寺で副住職を務める。

テクノDJ18年目
大学入学とともにDJを初め、渋谷六本木を中心に活動。 汐留パークホテルのラウンジやアメリカのバーニングマン、グアテマラのフェスCosmic Convergenceなどでプレイ。
詳細はこちら

フェス主催者9年目
2011年より寺社フェス向源を主催し仏教神道日本文化、キリスト教、現代アート、科学者との対話などあらゆる体験をミックスして「自らの源と向き合う」をテーマに主催。
東京のみならず京都でも開催し、ニコニコ超会議やアメリカのバーニグマンにも出展。


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